テレビ朝日からテレビ番組出演者候補派遣の依頼
一昨日、突然、テレビ朝日からテレビ番組に出演を希望する歌のうまい人を紹介してほしいという依頼がありました。実は、この件で二日ほどバタバタしていました。
テレビ朝日で今までに5回ほど放映した『あの名曲を方言で熱唱!全日本なまりうたトーナメント』と言う番組があり、それが今回、リニューアルされて、下記の方針で番組が運営されることになり、それに伴い、名古屋カラオケサークルに話が来たというものです。
1)今までは方言化を重視したが、これからは歌唱力を重視して、トーナメントを行う。
2)今まではごく一部の地方の出身者のみが参加していたが、これからは全国規模で募集を行う。
ただ、現状、名古屋カラオケサークルはメンバーがわずか9人しかいません。テレビ番組に出たいと思う人がどれほどいるかというと、疑問です。担当者に他のサークルには声をかけているのかどうか聞いてみたところ、名古屋地区は、名古屋カラオケサークルのみということでした。
そこで、自分が知っているサークルにも声をかけてみることにしました。これで合計80人~100人ぐらいの歌のうまい人に伝達できます。これだけの人数に伝えることができれば、一人や二人応募する人がいるかもしれません。
番組のタイトルで分かるように、これは普通に歌うのではなく、あくまで方言へ翻訳して歌うというものです。何人かの人に直接私が話をしたところ、ネックはこの辺でした。
東京の人からすると、地方の人は、方言で歌を歌っていると思っているかもしれませんが、それはありません(笑)。だいたい、英語でもそうでしょう。方言で歌っている人は、カントリー・ミュージシャンぐらいでしょう。彼らは田舎臭いのが売りですから。
そもそも、方言で歌うというのは、言語学的に言っても無理があるようで、方言で歌うのなら、最初から曲に合わせた方言の歌詞を書くか、方言の歌詞に合わせた曲を作曲するしかないでしょう。元々、共通語の歌詞になっている曲を、替え歌ではなく、方言訳にして歌うというのは、日本のアニソンを英語で歌うようなものですから、難しいです。まあ、いくつか実例があるので、できなくはないですけど・・・(笑)。
担当者に聞いてみると、上にあるように、今まで5回やってきて、歌詞を徹底的に方言に訳したらしいのですが、他の地方の人には意味不明になる場合が多かった様です。しかし、これで歌えたのかどうかが謎です(笑)。
今回は、その辺を変えようかという話になっていて、語尾を変えるだけぐらいの方言訳にして、歌唱力を重視したトーナメントをやってみようということの様です。逆に言うと、あまり方言訳が徹底されてしまうと、歌いにくいのかもしれません。あるいは、単に意味不明の曲を歌われても、あまり面白くなかったのかもしれません。
今回、各都道府県から1名ずつ選出して、予選を行い、10名を選んで、決勝戦を行うそうですが、なかなか出演者を捜すのに苦労している様子です。カラオケのサークルはたくさんあるのですが、メンバーを公募しているところは限られていて、連絡できるサークルは少ないでしょう。担当者は、ライブハウスやレコード会社にも声をかけているとかいう話です。
人が集まるといいのですが、何と言っても方言がネックです。また、収録は平日に行われるので、仕事を休まないといけなくなります。たぶん時間もかなり取られると思います。だから、時間がかなりあって、テレビ出演に興味がある人にはお勧めですが、忙しい人にはあまりお勧めできません。
ちなみに、私はテレビすら持っていないぐらいの人なので、テレビ番組に出るようなことはありません。どちらかというと、ブログの記事を書いたり、ウェブサイトを作っている方が性に合っています。
しかし、テレビ出演の機会なんて、一生に1回あるかないかですから、一度はテレビに出たいという人は、このチャンスを逃さないことです。私も子供の頃に一度だけ、そう言うチャンスがあったのですが・・・(以下略)。
テレビに出たい人、出ることを決心した人、がんばってください。
参考ページ:
『あの名曲を方言で熱唱!全日本なまりうたトーナメント』 (テレビ朝日)
Why British Singers Lose Their Accents When Singing (Today I Found Out)